プラスチックを製造・リサイクルするには「燃やす」必要があり、その際に地球温暖化の原因となる⼆酸化炭素（CO2）が発⽣します。温暖化は「災害級の猛暑や豪⾬」を引き起こします。気候変動の影響を受けている絶滅危惧種は、4,000種以上にもおよぶといわれています。

同じぐらい深刻なのが、南極の氷が溶けることによる「海⾯上昇」です。たとえば、1mの海⾯上昇で⽇本の砂浜の9割が消滅します。同時に安全に住める場所や農地もなくなり、海抜の低い島国は⽔没する可能性すらあります。

プラスチックの多くは「使い捨て」されていて、捨てられたプラスチックのほとんどが最終的に⾏きつく場所が「海」です。餌と間違えて⾷べることで、絶滅危惧種を含む700種もの⽣物が、傷つけられ死んでいます。このうちの92%が海洋プラスチックごみが原因によるものです。

またプラスチックに含まれる有害物質が海⽔に溶け出し、海洋⽣物に悪影響を与えるだけでなく、⾷物連鎖によって最近では⼈体に悪影響を及ぼしていることも指摘されています。

2019年世界のプラスチックゴミは20年で倍以上になり計3億5,300tのうちリサイクルされたのはわずか9%。